運動というのは、健康を保つ上では必要不可欠なもので、体重を維持するだけではなく、脳の活性化や糖尿病、認知症、心臓病などの予防効果も期待できます。
特に、一定の年齢を超えると、精神疾患を患うこともありますから、運動を行い予防を行うことが大切です。
縄跳びは、手軽に行える運動で、ちょっとしたスペースがあれば行うことができますから、おすすめの運動です。
今回は、この縄跳びについてご紹介させていただきます。
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縄跳びをすると脳が活性化する?
体を動かすことで、脳が大きくなるということが、2004年に確認されました。
脳が大きくなるということは、神経細胞とシナプスが増えたことを意味し、情報経路が強化されることで、脳を鍛えることができるということになります。
ただ、寒い冬や雨の日など、ジョギングやウォーキングなどの運動を続けることは難しいかもしれませんが、縄跳びなら手軽に体を動かすことができ、空いた時間に毎日続けることができますから、おすすめです。
縄跳びは、手で縄を回して跳ぶことで体の運動機能を上げて、脳のトレーニングにもなります。
また、スピードをあげることで、集中力も増しますから脳の活性化をはかることができます。
そのほかにも、全身運動になりますから、体のすべての筋肉増加にもつながりますし、有酸素運動ですからダイエット効果も大きく、心肺機能も高まりますから、持久力も向上し、骨密度も向上させることができます。
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どこの脳の部分が活性化する?
縄跳びというのは、高度な運動機能が求められますから、運動皮脳や小脳などの動きを活性化させることができます。
最初は縄跳びができなくても、何度も練習していくうちに関連する脳内の神経細胞間におけるシナプス結合強度をあげていくことで、効率よく跳べるような技術を習得していくことができます。
運動をすることで、脳内の海馬にBDNFという脳内物質が分泌され、脳内のニューロンの成長を促進させることができます。
BDNFが分泌されて、ニューロンが増加することで、頭がよくなると考えられますが、そのまま学習をせずにニューロンを使わないでいると、死んでしまうため、頭をよくするためには、運動をして勉強も行うことが大切です。
どれくらいやれば活性化に効果がある?
近年、心肺機能の向上や生活習慣病や骨粗鬆症の予防のために、長時間継続が可能な軽・中程度の負荷の運動が注目されています。
その中でも、縄跳び運動は、縄を回すための上肢と、縄を跳ぶための下肢の運動を同時に行う必要がありますから、高度な運動で頭も鍛えることができるということで、注目を集めています。
縄跳びの運動の特徴としては、跳び上がる方向と、腕の運動方向は対の関係となっていて、初めて跳ぶ場合には、縄を一度たたきつけてから跳びこえていき、なれてくると上手にタイミングよく跳べるようになっていくという人がほとんどです。
また、上手に縄跳びを跳ぶためには、バランスも大切で、上肢による回旋技術も必要となりますし、下肢による跳躍技術も必要となりますから、思っている以上に複雑な運動が要求されることになります。
効率よく全身の筋肉を動かさないと、体力を多く消費するだけではなく、筋肉に加わる負担も大きくなってしまいますから、適切な筋を適切な強さで活動させるということが、上手に跳ぶためには大切です。
縄跳びは、有酸素運動ですから、20分以上跳び続けることが理想となります。特に脂肪燃焼効果を得たい場合には、20分以上続けることで脂肪燃焼の力が活性化すると言われています。
ただ、最初から20分跳び続けるというのはかなり大変ですから、最初は1分程度からはじめ、徐々に長くしていくとよいでしょう。
脳の活性化や脂肪燃焼効果の為には、なによりも毎日続けることが大切ですから、無理をせずに自分ができる範囲で続けるようにしましょう。
縄跳びのよいところは、縄跳びさえあれば、いつでもどこでも手軽に行うことができ、ストレス発散にもなりますから、おすすめの運動といえます。
まとめ
縄跳びというのは、体にたまった脂肪をしっかりと燃焼して、エネルギーにかえてくれる有酸素運動ですから、さまざまな跳び方をすることで、体のさまざまな部分を鍛えることができます。
また、全身の筋肉を使用しますから、新陳代謝もアップさせることができますし、体にたくさんの酸素を取り入れることで、全身の血液を巡らせようとして、心肺機能も高めることができます。
心肺機能が高まることで、冷え性やむくみが改善しますし、免疫力の向上にもつながりますから、体内に入った菌やウイルスなども退治しやすくなります。
最近は、手軽にできるダイエット法としても注目されている縄跳びですが、10分間跳び続けることで80~90カロリーとなり、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動に比べても高い効果があります。
縄跳びは、ストレス発散や運動不足解消、病気の予防などにも期待できる運動ですから、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
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