縄跳びは小学校の授業で行なわれる他、現在では手軽に始められる健康法として、老若男女に実践されています。
縄跳びは前跳び、後ろ跳び、二重跳びなどが一般的ですが、「返しとび」という跳び方をご存じでしょうか?
ここでは、その返しとびについて、その跳び方、練習方法などを具体的に見ていきます。
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返しとびとは?
まず、返しとびについてですが、これは、実は実際にはなわとびを跳んでいない跳び方になります。
最近では「にゃんこスター」のギャグで有名になりましたが、「リズム縄跳び」でよく用いられる技になります。
返しとびは様々な呼び名があり、ロープスキッピング競技では「フェイクEB」と呼ばれ、場所によっては「だましとび」や「マリーナ」などと呼ばれています。
返しとびはそれほど難しい技ではありませんが、複数の課題を一気に行なわなければならないため、一度挫折するとそのまま練習をやめてしまう人が多くいると言われています。
ではまず、その返しとびの跳び方について見ていくことにしましょう。
跳び方とは?
返しとびは片手が前、片手が後ろという状態になります。
返しとびは前述の呼び名の他、「前後交差とび」とも呼ばれていますが、それはこうした体勢になるからです。
では、一つ一つの動きを見ていきましょう。
まず、前回しの姿勢から縄を前に持っていきます。
そして、左手を後ろ、つまり背中の方に動かします。次に右手をぐるりと回して、縄を後ろに持っていきます。
次に縄を頭の後ろに回して右手を体の右に戻します。このときポイントなのが、背中側を回して、体の左から右へ持ってくることです。そして、今度は左手を体の左に戻して、前回しの姿勢に戻します。
よって、ここで、最初の前回しの姿勢に戻ったということになります。
これが基礎的な返しとびの前跳びとなりますが、返しとびには後ろ跳びもあります。
練習方法とコツ
では、その練習方法とコツについてを詳しく見ていくことにしましょう。
まず、返しとびの前跳びについてです。
前とび
前跳びは縄跳びを足の後ろに構えた姿勢になります。
そして次に、縄跳びを身体の正面に持っていきます。このとき、「どうせ縄を前に持ってくるのであれば、最初から前にしておけばいいんじゃないか?」と思われる方も大勢いらっしゃいますが、こうした動きも返しとびの一部であるため、こうした動きは省くことがないよう、しっかり行なうことがそのコツとなります。
次に正面にある腕を回転させますが、背中にある腕をそのままの状態にし、正面で自由になっているもう片方の腕を内まわしで回転させることがポイントとなります。そして、このとき気をつけなければならないのが、縄跳びの位置になります。
腕を回転させる前の縄跳びはつま先の前にありましたが、腕を回転させた後の縄跳びは、かかとの後ろに移動させます。
この腕まわしが難しく、ここで挫折してしまう方も大勢いらっしゃいますが、一度感覚を掴んでしまえばすぐにできるようになるので、ここが最大の踏ん張りどころです。
そして、あとは単純に両腕を開けば、最初の前跳びの姿勢に戻ります。
後ろとび
次に返しとびの後ろにも挑戦してみましょう。練習方法とコツは以下のようになります。
返しとびの後ろ跳びは前跳びに比べて動きが前後反対になりますが、練習方法はどちらも同じです。
前跳び同様、まずゆっくりと順序立てて行なっていけば、それほど難しくはありません。
それでは、具体的な練習方法です。
まず最初は後ろ跳びの姿勢になります。
前回しの返しとびと同じく、後ろ跳びの姿勢から回す動作も技に含まれるため、決して動きを省かないようにしましょう。
後ろ跳びも後ろ跳びの姿勢から、身体の後ろに縄跳びを回し、片方の腕を背中にくっつけ、交差の姿勢になります。
そして、腕を背後に向けて回すようにし、縄跳びがつま先の前に移動したら成功となりますが、ここが返しとびの後ろ跳びで一番難しいので、何度も何度も練習するように心がけましょう。
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注意点
次に前跳びにしろ、後ろ跳びにしろ、その練習の注意点を見ていくことにしましょう。
まず、焦って縄を回そうとしないことです。
返しとびで一番多い失敗が、焦って自分の動きがわからなくなってしまうことです。焦らず、慣れないうちはゆっくりでもかまわないので、確実に一つ一つの動きをマスターするようにしましょう。
次に、繰り返しになりますが、前跳びの場合は前跳びの姿勢から身体の前に縄跳びを持ってくる動作を忘れないということです。
そして最後が返しとびの流れを丁寧に追っていくということです。
返しとびをある程度身に付けたときに起こるのが、身体への縄跳び接触ということです。これは、縄跳びを斜めに回旋させるために、他の技より身体に接触しやすいからです。これを防ぐためには縄跳びを身体に付ける場所に気をつけるということです。
片方の腕を背中に持っていく動きの中で、縄跳びが側面を通過する動きがありますが、このとき縄跳びが身体から遠く離れた場所を通過していたら要注意です。
身体から離れた場所を通ると、次に戻ってくる際に身体に近すぎることになってしまうからです。
腕を背中に持っていく動きの中で、縄跳びを強く振らないように、じっくり流れを追うようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。返しとびの跳び方や練習方法のコツ、注意点がおわかりいただけたでしょうか?返しとびは練習をあきらめなければ誰でも行なえる縄跳びです。ぜひ。コツを掴んで練習を繰り返し行なうようにしてください。
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